骨粗しょう症の症状
現在、骨粗しょう症患者は、自覚症状のない人や予備軍を含めると2000万人になるといわれています。これは日本人の6~7人に1人という計算です。将来に向かって、高齢化が抗スピードで進んでいる状況を考えると、ますます増えていくものと思われます。
骨粗しょう症の発生率は、男性に比べると女性のほうが圧倒的に多く、しかも閉経後の比較的若い年代から発病します。
骨粗しょう症はなかなか気がつきにくく、自覚症状があらわれたときはかなり進行しているというのが実情です。年齢とともにホルモンの分泌が減退し、骨がもろくなるのは仕方のないことですが、その仕組みを理解することによって骨粗しょう症の予防と改善をすることは可能なのです。
骨粗鬆症は自覚症状が少ない病気です。そのなかで代表的な症状としては、骨折と、それに伴う痛みなどが中心になります。骨粗鬆症による骨折のほとんどは脊柱(背骨)、大腿骨(太ももの骨)、あるいは、橈骨(手首から肘にかけての親指側の骨)に起こります。
橈骨(トウコツ)の骨折
転んで手をついた際に起こる骨折です。橈骨(手首)の他、腕の付け根の骨(上腕骨頸部)を骨折することもあります。
大腿骨の骨折(大腿骨頸部骨折)
男女ともに60歳以後、歳をとるとともに転倒などによる大腿骨折を起こします。 大腿骨の骨折を起こすと寝込むことが多く、そのため運動不足などから,さらに骨量が減少するという悪循環に陥り、高齢者では「寝たきり」の原因になることが少なくありません。
脊柱(セキチュウ)の骨折(圧迫骨折)
■脊柱の変形、身長の短縮
重いものを持ったり、転んだりして普段より少し余計な力がからだに加わっただけで、椎骨(脊柱を構成している一つひとつの骨)が変形します。
■慢性の腰痛
椎骨の変形が徐々に生じると、背骨やその両側の筋肉が次第に痛むようになります。痛みは、寝返りや起床、歩行開始時など動作を始めるときに生じます。
■突然起こる腰、背中、時には胸の痛み
脊柱の中には神経(脊髄神経)が通り、さらに椎骨の間からからだの各部に向かう神経の枝が出ているため、椎骨の圧迫骨折が起こると、神経の枝が圧迫され、腰や背中に突然、激しい痛みが生じます(腰痛や背中の痛み)。
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